鋭い風刺や教訓・知識など含んだ、世代から世代へと言い伝えられてきた簡潔な言葉である「ことわざ」。
観察と経験そして知識の共有によって、長い時間をかけて形成されたものです。その多くは簡潔で覚えやすく、言い得て妙であり、ある一面の真実を鋭く言い当てています。
今回はその中でも、人間関係・恋愛・友情のことわざを集めてみました。
会うは別れの始め
出会ったときから別れは始まっているという意味で、会った人とは、必ずいつか別れるものだということ。だからこそ、いつ別れがきても悔いが残らないようにという教訓と人生の無常を表している言葉。
痘痕もえくぼ
好きになった人なら、あばたがあってもえくぼのように、良いように見えることから、他の人が見るとあまりいいとは思わないものでも、好きになったらとことん良く思えるということ。
魚心あれば水心
相手が好意を示せば、こちらも好意を持つ。先方の気持ち次第で、こちらの態度も決まる。
英雄色を好む
英雄は何事にも精力旺盛なので、女色を好む傾向も強いということ。
同じ釜の飯を食う
同じ共同体が同じものを食べることによって、同体としての帰属意識を持つこと。あるいはそれを強化すること。
女心と秋の空
女性の移ろいやすい心を天候がかわりやすい秋空にたとえたもの。
恩を仇で返す
身に受けた恩に感謝するどころか、かえって恩人に害を与える。
金の切れ目が縁の切れ目
金銭で成り立っている関係は、金がなくなった途端に終わるということ。
かわいさ余って憎さ百倍
普段仲がいい者同士で、お互いを思気持ちが強ければ強いほど、いったん憎しみの感情が沸けば、その憎しみは度が強くなるということ。
昨日の敵は今日の友の意味
昨日までは敵同士だった者でも、事情が変わって今日は味方になること。人の心が状況によってうつろいやすく、あてにならないものであること。
犬猿の仲
非常に仲の悪いことのたとえ。
親しき仲に礼儀あり
親しい仲でも礼儀を忘れてはならないという意味。
蛇の道は蛇
同類のすることは、その方面の者にはすぐわかるということ。
据え膳食わぬは男の恥
女性の方から言い寄ってくるのを受けないのは男の恥であるということ。
朱に交われば赤くなる
人は周りの環境や関わる相手によって、良くもなれば悪くもなるということ。
袖振り合うも他生の縁
知らない人とたまたま道で袖がふれあう程度の、ちょっとしたかかわり合いも、生まれる前からのめぐり合わせによるものだということ。どんな出会いも大切にしなくてはいけないという仏教的な考え方。
旅は道連れ、世は情け
旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに人情をもって仲良くやっていくことが大切だということ。
竹馬の友
幼いころに、ともに竹馬に乗って遊んだ友。幼なじみ、幼友達のこと。
遠い親戚より近くの他人
急に身の回りなどで、不都合が起きたときなど、いざという時には遠くに住んでいる親類よりも、近くの他人のほうが頼りになるということ
情けは人の為ならず
情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良いと言う意味。
けをかけることは、結局はその人のためにならない(のですべきではない)」という意味だと思っている者が多い。
人のふり見て我がふり直せ
他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、その相手をとがめる前に、自分は他人に対して同じようなことをしていないか、自分の行いを反省し、改めなければならない。
類は友を呼ぶ
気の合う者や同じような性質同士は、自然に寄り集まって仲間を作るものであるということ。